アル・パチーノの初監督作品🌟
俳優が監督をしたくなる時、役者なら誰しもそういう時は訪れるでしょうね...この時パチーノは50代半ばでしょうか?
シェイクスピア作品では難解とされる『リチャード三世』の映像化をめぐるドキュメンタリーという実験的な作風でした。
パチーノは主演の他、製作とナレーション、台本も共同で担当しています。
色んな批判などもあるのかもしれません。Filmaのスコアも低めですしね。でも私は面白かった🥺👏
パチーノのシェイクスピア愛が《リチャード三世》という物語の楽しさを伝えたいという気持ちに勝っていた感じでした❤️
ドキュメンタリーとコスチュームプレイの融合という俳優らしく面白いアプローチで、パチーノでなかったら、もしかして素人臭く感じたかも?いやそれがまたとても新鮮でした✨
出演者はみな俳優である自分自身として登場し、映画化のためのディスカッションやリハーサルに加え、実際に衣裳を付けて演技までするのです❗️
冒頭は街頭に出て市民へのインタビューや、シェイクスピアの生家を探訪したり、それこそシェイクスピア作品の所縁の俳優にもインタビューしています(凄く勉強になる感じ)
パチーノは少し白髪も混じったロングヘア、皮膚も弛んで来てはいますけど、好きな物を追求するパッション❤️🔥がヒシヒシと伝わって来ます。
イングランド王妃エリザベス役のペネロープ・アレンの鬼気迫るディスカッションは見ものでした😮
25年前ですから皆んなが若い😊
アレック・ボールドウィン、エイダン・クイン、ケヴィン・スペイシー...
パチーノのがスペイシーに「君は賢いよね?」みたいな言葉を掛けて、思考錯誤しながら追求する姿なども見られます。
リチャード三世の妻になる若いアン王女役は誰を使うか?脚本家と相談しているシーンがあり、選ばれたのは...ウィノナ・ライダーでした❣️24歳のウィノナのなんと美しいこと✨
こんな作品もたまにイイ‼️
役者達のエネルギーを感じたし、それぞれの素の部分が垣間見れるので、ドキュメンタリーは映画とはまた違う良さがあると思えた。