オーウェン

クロノスのオーウェンのレビュー・感想・評価

クロノス(1992年製作の映画)
3.5
ギレルモ・デル・トロのデビュー作は吸血鬼の物語。
必然的にビジュアルはデルトロの好みであるホラー風味。

骨董屋を営むヘススは天使像の中から金属の機械クロノスを発見する。
時計のように動き針が飛び出るクロノスに刺されたヘススは快感と同時に、血の渇きを覚え始める。

吸血鬼になる過程と同時に、死んだ際の虚無感も感じられる。

デルトロ作品常連のロン・パールマンも出ているし、主役のフェデリコ・ルッピも朽ち果てた肉体が醸し出すビジュアルはある種の芸術。
一人娘との交流もドラマに奥行きを出している。
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