NoAceJustYou

クロノスのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

クロノス(1992年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

2022/10/29鑑賞。49点。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
1536年、錬金術師・フルカネリは、持ち主に永遠の命を与える【クロノス】というアイテムを生み出す。見た目はパソコンのマウスのようだが、正しく操作すると針が6本飛び出し、皮膚に刺さると【若さ】を与えるのだった。

現在。
【クロノス】は巡り回って骨董品店を営むヘススの店に置かれていたが、ヘスス自身はまさか【クロノス】が自分の店にあるとは思ってもいない。

ある日、店にある天使像の中から奇妙な機械を見つけたヘススは、気になってその機械をいじってみる。すると機械から針が飛び出し、ヘススの手に刺さる。その機械こそが【クロノス】だった。

それ以来、ヘススは【クロノス】の針の痛みに一種の快感を覚えるようになり、日常的に自分の体に刺し続ける。針を刺すごとに自分が若返っていることにも気づき始める。

その頃、長年【クロノス】を追い求めてきた富豪・グァルディアは、甥・アンヘル(演. ロン・パールマン)に、ヘススが【クロノス】に気づく前に彼から買い取るよう命令する。

天使像を買ったアンヘルだったが、その中に【クロノス】がないと知ったグァルディアは激怒。ヘススから奪い取ることに決める。

アンヘルは【クロノス】を強引に奪うため、ヘススを拉致。ヘススは拷問されても【クロノス】の在処を吐こうとはせず、痺れを切らしたアンヘルは彼を事故に見せかけて殺害する。結局、【クロノス】を手に入れることはできなかった。

ヘススの死体は遺体安置室に運ばれるが、火葬される直前に復活する。しかし、彼の皮膚は灰色で醜い容姿になっていた。

かつてグァルディアと会った時、彼が【クロノス】に関する情報が記載されたフルカネリの手記を持っていたと思い出すヘスス。
手記の中に、自分の容姿をもとに戻す方法があるかもしれないと思ったからだ。

ヘススはグァルディアがら手記を奪おうとするが、手記は処分された後だった。グァルディアから、「【クロノス】を使って若さを得続けるには、自分以外の人間の血を飲み続ける必要がある」と聞き出す。
グァルディアは、ヘススから【クロノス】を奪おうと襲い掛かるが返り討ちに遭う。そして、以前から叔父を嫌っていたアンヘルがとどめを刺し、グァルディアは死亡する。

グァルディアを殺す場面をヘススに見られたため、アンヘルは彼を殺そうと執拗に追う。

屋上にまで追い詰められたヘスス。自分が決して死なないことを利用し、アンヘルに飛びかかって屋上から落下することで、彼を殺害。

【クロノス】の秘密を知るヘススの孫・アウロラは、祖父に【クロノス】を刺して生き返らせる。
ヘススは、アウロラの手から流れる血を見てその血を欲する。だが、既の所で思いとどまったヘススは、自分がもはや人間ではなく怪物になってしまったことに絶望。そして、【クロノス】の破壊を選択する。

【クロノス】が破壊されたことによりヘススの命は尽き、アウロラは亡骸に抱きつくのだった。
NoAceJustYou

NoAceJustYou