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ホット・ロックのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

ホット・ロック(1971年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ダイヤモンドを盗もうとする、泥棒一味の話。

所謂ケイパームービーなのですが、主演がロバート・レッドフォードという事もあって、犯行がスタイリッシュ…というよりも、“あっさり”とした印象を受けました。

宝石を窃盗したり、囚人を脱獄させたり、警察署に侵入したりと、いろいろなシチュエーションを楽しめる反面、1つ1つのミッションが軽いというか、あっさりと進んでいっちゃうんですよね。
どういう難関があって、どういう作戦でクリアするか?…というセットアップの部分が薄いので、ケイパーものにしてはスリルや興奮に欠けるかなと。

あとは、ラストのソリューションが“催眠術”というのにも驚かされました。
いや、あんな簡単に催眠術をかけられたら、世の催眠術師は犯罪をし放題だし、犯罪のトリックとしては、あまりにもチート過ぎる気が…。
突然、登場する催眠術師のオバちゃんも謎で、もうちょっと複線を張るなり、気の利いた脚本に出来なかったのかな~。

サスペンスというよりは、どちらかというとコメディー寄りで、良くも悪くも、この軽さが魅力となる作品なのでしょう。
個人的にはサスペンス寄りの重たいケイパームービーを見たかったので、物足りなく感じましたが、軽めの映画を見たい人にはオススメの作品です。
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