このレビューはネタバレを含みます
人種差別もので、冤罪と言う、非常に辛い話ですね。プロボクサーのチャンピオンに対してでも容赦がないとは、一体正義はどこにあるんでしょう。前段のボクシングの試合での判定ミスジャッジなんて言うのは、今の世の中でも、まだ蔓延ってるんでしょうね。
往年の名優ロッド・スタイガーが判事役で、最後に無罪釈放を言い渡す。格好良かったですね。「夜の大捜査線」では誤認逮捕ばかりしてましたが、皮肉な役どころです。監督の粋な計らいでしょうか?ボブ・ディランにあんな曲があったのも驚き。
最後は涙しました。ただ、ハッピーエンドに見えますが、見失っちゃいけないのは、事件の犯人は捕まってないのと、誤認逮捕の警察官や、州裁判所の人たちは、何も罰せられてないと言う事。ここを正して、初めてハッピーエンド。まだまだ正義なんてあるのか、信じがたいですね。