しいだけるん

ザ・ハリケーンのしいだけるんのレビュー・感想・評価

ザ・ハリケーン(1999年製作の映画)
3.6
アメリカ人の人種差別の凄まじさがよくわかる、ある意味非常に暗鬱となる作品だ。

話としては当然正義は貫かれる。
しかし依然として人種問題で荒れる現実のアメリカを見ていると、結局のところ救いようはないのではと、鬱になる映画だった。

実はルービンの絶望的状況を救ったのが黒人少年と3人のカナダ人なのだ。
アメリカンではない。
そこは事実にしてもとても象徴的だ。
彼らでなければ打開できなかったということをアメリカ人はどう思うのか、是非とも聞いてみたい。