無実の罪で終身刑となったボクサー、ルービン・ハリケーン・カーター(デンゼル・ワシントン)のお話。実話。
なすすべも無く投獄され、獄中で書いた本を、偶然読んだ少年レズラは、ルービンに会いに行く。レズラと扶養者リサ、サム、テリーは無実を証明するために動き出すのだった。
ルービンが幼少のころから目の敵にしていた刑事が、全て関わってる。黒人を理由にそこまでする。
投獄されどんな仕打ちを受けても、囚人服を着ることを拒絶するルービン。理解ある看守ウィリアムス(クランシー・ブラウン)がいて本当によかった。
そしてルービンのためにカナダからニュージャージー州の刑務所の近くに引越しまでして支えてくれた人たち。当時の公民権運動もあり、追い風にもなったのかも。作中の曲はボブ・ディランが実際に歌ったハリケーンの曲もちゃんと流れてました。
そして、ラストの裁判のシーン。
文通で繋がった2人が、親子か親友か、それ以上の愛情で結ばれてて、涙がぽろり。
あってはならないこんなことが、普通に起こってた。心が折れそうになったルービンが電話する相手がいて、本当によかった。