よくあるボクシング映画かと思ってスルーしていたが、こういう話だったのか。
黒人差別に端を発する冤罪事件を晴らす少年とそのチームの奮闘を描く。
実話らしいが、これも知らなかった。
ゴロツキ→ボクサー→老囚人を演じ分けるデンゼル・ワシントンが見事。
非道な冤罪事件を裁く判事をロッド・スタイガーが演じるというのは、ヒネた見方をすればノーマン・ジュイソンの手前味噌ではあるものの、やはり感慨深い。
『夜の大捜査線』のスタイガーは、ポワチエと出会わなければ本作のレイシスト刑事(ダン・ヘダヤ)と同じになるところだったのだから。