山田

ザ・ハリケーンの山田のネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ハリケーン(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

心に刺さりすぎて感想をうまく言えないんだけど、ルービンについてもっと知りたくなった。
囚人服を拒絶した為に90日間の懲罰房生活をして精神が壊されたのに、懲罰房から出された時に囚人服を着せられるのなら懲罰房に戻ると言える精神力が凄いと思った。

ルービンはどんなに屈辱を与えられ強いたげられても、本来なら国民を守るために存在している(警察)(法律)(裁判)というものが正義の元に動いてなくても、自分自身の信念や誇りを壊させなかったのが本当に凄い。
そして、自分を酷い目に合わせてきたのは白人市場主義黒人差別社会なわけで、白人をカテゴリで括って最後まで憎んでもおかしくないのに、自分の為に動いている白人のカナダ人のリサ、サム、テリーを友人として受け入れて「白人」を憎む人生を終わらせたというのが本当に凄い。

ヘイトユーギブで「憎しみ会うことが罪だ」って台詞があったけど、差別されて強いたげられた人間がそれを思えるのが凄いと心の底から思う。
ルービンのような強さを持つ人に自分もなりたいと思った。
山田

山田