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イエスマン “YES”は人生のパスワードのGINのレビュー・感想・評価

3.9
ジム・キャリー主演で描く愛と笑いのヒューマン・ドラマ。

全てに“YES”と答えたらどうなるか、を実際に試してみたBBCラジオディレクターの体験実話を下敷きに映画化した作品だ。

2008年制作。
後ろ向きな思考で何事にも「ノー」と答え、銀行の貸し付け業務の仕事も私生活もうまくいかない男、カール・アレン。
友人の婚約パーティーをすっぽかしてしまい、「このままじゃ孤独死だぞ」と言われてしまったカールは、先行きに不安を感じて、勇気を振り絞り、とある自己啓発セミナーに参加する。
そこで、成り行きから「イエス」しか言わないと誓いを立てさせられたカールは、とりあえず何事にも「イエス」と言ってみることに…。
すると、そんな彼の身の回りに変化が起こり始める。

面白かった(⁠^⁠^⁠)
とても爽やかな話の仕上がり。
ちょっとおふざけが過ぎるところもあったけど…、とてもテンポの良い観やすい作品だった。
カールがお尻丸出しでバイクに乗ってるシーンは、品はなかったけど笑ったよ😄

カールが行った自己啓発セミナー、まるでインチキみたいなところだったね😁
意味のある人生を送るための、たった1つのルールは、全てのことに「イエス」と言うこと。
終盤で、そうすることの意味が分かるんだけど、“イエス”と言い続けることで、今度は自然に“イエス”と言えるようになるというロジックの話でした。

仕事にもプライベートにも「ノー」と答えてしまう後ろ向きだった性格が、「イエス」と答えることで前向きになり、積極的な行動をとることで人生が好転していく。
正直、何でもかんでも“イエス”と答えることには、自分の意見が相手に伝わらず勘違いや誤解を生んでしまうこともあるから、あまり良いことではないんじゃないかとは思うけど…。
表裏一体な物事を前向きに捉えていく考え方は大事だなって改めて思った。
やみくもにイエスと答えてはいけないのは確かですが、まずは受け入れることでつかめる幸運というものがあるのかもしれません。

人が変わったように運気を上げていくカール。
だが、全てが好転し始めたとき、全てにイエスと言うことにしていたことが、好意をよせていたアリソンの誤解を生んでしまい、思わぬしっぺ返しが…!?
はたしてカールとアリソンの恋は上手くいくのか!?

俳優さんでは…
アリソン役のゾーイ・デシャネルがキュートで良かった。
ジム・キャリーの顔の表情というか顔芸は流石だね😁

エンドロールで、その後のカールの様子が流れるので、お忘れなく(⁠^⁠^⁠)
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