惹句

セントラル・ステーションの惹句のレビュー・感想・評価

セントラル・ステーション(1998年製作の映画)
4.3
普遍的なロードムービーの展開なのだが、この作品はただの感動作品に終わらず、ブラジルのアクチュアルな社会情勢を映像を通してまざまざと映し出している。

生を渇望する人々、ブラジルの乾いた原風景が、「サウダージ」を想起させるのだ。

{サウダージ(ポルトガル語: saudade, サウダーデとも)とは、郷愁、憧憬、思慕、切なさ、などの意味合いを持つ、ポルトガル語 , ガリシア語の単語}

ブラジル産のロードムービーゆえの副次的な要素が、この作品をリリカルなものに昇華している。
惹句

惹句