ピンフまんがん

セントラル・ステーションのピンフまんがんのレビュー・感想・評価

セントラル・ステーション(1998年製作の映画)
3.8
この作品はブラジルでも代表作の一つと数えられるほどで、なるほど一見普通のロードムービーっぽいんだけどなにせ日本では考えられないようなお話がちりばめられて興味深かった。そもそも、代筆業なんていう商売が成り立っているのが驚く。日本と違って字が読めないという大人が普通に存在しているのだ。最初は、しょうがない奴だな~と思ったけど臓器売買と知って慌てて取り戻しに行ったところから、どんどん心理の変化が見て取れるのが面白い。男の子も、母親が死んだと知ってからも前を向いていこうという姿勢がたくましく映る。最後は心優しい腹違いの兄との演出に何とも言えない余韻が残ってくるような作品であった。フランシスコ教団は世界中にあるけれどあちらの人達もなかなかにして信仰心が深い人が多いのね。。。
主人公女性はアカデミー賞主演女優賞にノミネートまでされてたんだ。外国語映画賞も惜しくもならなかったけど、その時にとったのは「ライフ・イズ・ビューティフル」だったのでしゃーないな。。。

ところで特許許可局なんて早口、あちらにもあるのかい!(;'∀')