mirchisan

セントラル・ステーションのmirchisanのレビュー・感想・評価

セントラル・ステーション(1998年製作の映画)
5.0
良心を無くして日々を生きる代筆屋の女が、悲しい境遇の少年に出逢い変わっていくロードムービー。私も何処かにまだ見ぬ父がいたら、探しに行くのかもしれないな。

少年ジョズエを演じたヴィニシウス・ジ・オリヴェイラは、生活のため街で靴磨きをしていたところ、ウォルター・サレス監督に抜擢されてこれが映画初出演!監督の目すごい。
代筆屋の女ドーラを演じた、ブラジルの名女優フェルナンダ・モンテネグロ、さすがの演技。感情が揺り動かされる。

最後の最後、カルトーラのサンバの曲が私を大泣きさせ、目黒の映画館で立ち上がれなかった。あれはあかんわ。思い出したらまた泣けてきた。

臓器売買の恐怖とブラジルの識字率の低さを映画で知りました。
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