もう夏

テルマエ・ロマエのもう夏のレビュー・感想・評価

テルマエ・ロマエ(2012年製作の映画)
1.8
ふつーに面白かった。
今まで2回ほど見た事があって、今回は三回目の鑑賞。一番最初にみた時は涙が出るくらい笑った思い出がある。

パッパたちがみんなでうわぁ~~~!とか言いながら池に飛び込んでいくシーンがかわいかった笑

ハドリアヌス帝の時代に興味が湧き、鑑賞後さくっと調べてみた。私が彼に関して知っていることは受験で覚えた知識のみで、五賢帝三番目の皇帝であり、領地拡大ではなく保全に努めたことくらいだった。
ハドリアヌスが美少年アンティノウス(作中ではアンティノー)を愛したことは作中でも描かれていたが、アンティノウスの死から立ち直った後も、自分の後継者として優美な容姿と洗練された文学の嗜好を持った"軟弱な"若者を選んだ事によって更に元老院から顰蹙を買ったという。
そう、そうなのだ。これがケイオニウスなんだ……!これを読んだ時、これってあいつのことでは!?と、勝手に合点がいって楽しかった!
しかしローマ皇帝でありながらギリシャ文化を愛し(ローマ皇帝で、ギリシャ人の象徴とも言える顎髭を生やしたのは彼が初めてだったそうだ)領土拡大もせず美少年に"熱を上げた"彼は、作中でも言われていたように記録抹消1歩手前だったそうだ。

やはり古代の話は面白い。
ハッピーエンドでよかった!
もう夏

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