マリッジブルーには青すぎる。
暴力はもちろん、物に当たったり大きな声を出す人が苦手なので観ていてきつかったし、急に優しくなるお決まりのパターンにも辟易した。
「俺、変わったから。」と圭は言ったが、また同じことを繰り返すだけだと思う。その先に幸せはない。
それなのにお互いを求めてしまう2人が悲しかった。
張り詰めた空気感と間合い、柳愛里の演技がリアル。
過呼吸気味になるところや泣きながらの呻き。追い込まれていく様が辛かった。
ドキュメンタリーのように、インタビューを入れる構成が斬新。
電車の音や鳥の鳴き声などが入っていたのもより現実的に感じさせた。
カメラもあくまで俯瞰的で、動きが無かったのが良かった。