めちゃめちゃ暗い映画。
なぜタイトルがハイウェイ? 全然高速道路なんて出て来ないじゃん。って思ったら、最後の逃げる道がハイウェイなんですね
主人公のヘンリー(スティーブ・マックイーン)はアマチュアのロカビリー歌手。
過去にいろいろあったみたいだけれど、そういった過去とは決別した様子。
ところがこのヘンリー、終盤とにかく急にカッとなる。
その由来が言及されるが、それがとても悲しい理由。
あんなにも献身的な奥さんのジョージエット(リー・レミック)がいながら、なおも心を開かないなんて…とかわいそうになる。
この映画、やや難解にしているのは説明が非常に少ない点。
ヘンリーはすぐにカッとなって、ケンカを売ってみたりするのだけれど、一体何が気に食わないのかまったく言わないで、襲いかかっていく。
とにかく本人としてはすごく悩んでいるので、陰ながら応援するしかないのだけれど、それがジョージエットと同じ気持ちにさせるんだと思う。