ろくでなしの父親の息子で腹違いの兄弟な小林旭と渡瀬恒彦の対決。朝の事務所でひとり爪を研ぎ電話番する志賀勝。中華そば屋と雀荘を破壊して熱い鍋のうどんを囲む川谷拓三。目見開き腕吊るされ唇と股間に電気流さ…
>>続きを読む一度テンションが上がると転がるように話が展開していく。敵に追いかけられ、路地を曲がり、女性が蓋を開けたゴミ箱に隠れる。ゴミ箱から出ると、その女性が知り合いであることに気付き、家に行く。
松井組が勢力…
文字通り陰陽に生きる腹違いの兄弟。全編通して感情豊かな渡瀬恒彦に対し、寡黙な小林旭の心中は緻密な照明によって浮かび上がる。現代を舞台にしながらラストの決闘や節々に見受けられる前時代的な画面は、劇画を…
>>続きを読む兄・小林旭の抑えていた無意識を「狂犬」である腹違いの弟が成し遂げて行ってしまう。タイトルと内容は全く関係ないが、ラストのシーンなど、不思議と泣けてきてしまう、運命に抗おうとして悔しみ生きた兄弟の燐光…
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