夫婦ってなんやね〜んっ!?な作品。
延々と夫婦喧嘩を見せられるのだけど。
最初は、そんなタモツなんて…さっさとポイしてまいなよ〜美都子ねぇさん。って、感じなんやけど。
話が進むにつれタモツの不思議な魅力と、それぞれの想いに。愛ってやつは…と、じわじわと心に染みてくる作品。
恋の四角関係が絶妙な塩梅で。脚本の良さが伺える。
パートナーに求める条件とは。夫婦になったからといって、そこで恋にピリオドが打たれてしまうのか。愛の持続性と深化性について。などを考えさせられる。
長く一緒におると、それが当たり前になってまい。お互いの魅力が鈍くなっていく様に感じたり。パートナーが存在してくれていることへの有り難さが薄れていくのかもしれへんよね。
そんな時に、ライバルが現れたら…もしくは、ライバルの気配を感じたら…。
あなたは、自分でいられますか?パートナーを見つめ直すことができますか?自分の気持ちとパートナーの気持ちに素直になれるんかいなぁ〜ん??
時には、ジェラシーが愛の綻びを結び直してくれることもあるよね。
素直になれる喧嘩と、意固地な喧嘩。自分を表現するのが不器用な人にとっては、他者の介入が…半強制的に自分とパートナーを見つめ直すキッカケに成り得るのではないか。
素直過ぎるタモツと意地っ張りな美都子。二人の関係が、途中から微笑ましくなってくるのよね。はよ〜許したってくんさいよ〜美都子ねぇさん。タモツもシャキっとせ〜よいっ!!ってね。
二人の人間性のどちらにも凄く共感しまうのよねん。
"恋愛なんて、凄く単純なことなんだよ"と、大杉漣様演じるおじたまが仰っておられますが…。恋に堕ちるのは、単純やけど。堕ちてからの心が複雑なんじゃいと感じるよね〜ん。
でも、それが恋ではなく愛なんやったら…単純でいた方が幸せなのかもしれないよね。愛には素直でいられたらいいよねん。
綻びに気付いたんやったら、直せる人でありたいよねぇ。そんな簡単にゃ僕は素直になれへんからこそ。
いい大人達が、すんげぇガキっぽく観えるけど…。しっかり大人な作品。
あぁ…やっぱり大杉漣様はダンディで堪らんですわん🙈👍💞www
Cast(役者·キャラ) 4.5
Story(物語) 4
Architecture(構成) 4.5
Picture(画) 3.5
Acoustic (音) 4(声)
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