赤髭

インプリント ぼっけえ、きょうてえの赤髭のレビュー・感想・評価

4.2
岩井志麻子の小説を三池監督が映像化‼️

マスターズオブホラー
世界の13人のホラー監督による祭典出典作品

惚れた女郎小桃を探すアメリカ人記者
売春島へ流された事を知り、島に入り、
醜女の女郎から小桃の話を聞くお話
二転三転する展開はかなりおもしろい

明治時代の日本のタブー間引きを題材にしたプロットは不気味で悲壮感が漂う…😰

登場する女郎達も赤を基調とした出立ちでポップに仕上がっているのが素晴らしい‼️
なぜか、主人公の醜女だけは暗いブルーなのだが 意味は物語が進めばわかってくる

気味の悪い小人案内人や厳つい用心棒、呼び込みババア…etc
ポップな演出がコラボして、懐かしい見せ物小屋の感じでドキドキさせられる
醜女を工藤夕貴さんが演じていて漂う悲壮感を見事に表現し、終始流れる不気味さも醸し出し、醜女ながら妖艶で美しく見える演技に圧倒されました😤
脚本がオーディションの天願先生なので、
三池and天願といえば、
キリキリ女である
この作品では翡翠を盗んだ女郎を問い詰めるシーンがあり、
あの二人のタッグらしく
キリキリを遥かに凌駕する拷問演出が待っている ‼️
映画史上に残る痛い痛い演出😓
縄で縛り上げた姿は団鬼六先生のオマージュ
を感じる芸術的な縛り
着物、背景、髪の色とコラボし痛々しい演出ながら美しさも感じる😌
拷問をする不気味年増女郎を岩井志麻子が演じていて、彼女のキャラや普段からの言動を考えたら、演技ではなく、進んで志願して、演技ではなく楽しんでやってるしか見えない
間引きの演出も風車を使い、哀しみ、悔しさ
寂しさを見事に魅せてくれる…
唯一、テレビシリーズで放送禁止になった問題作品は伊達ではなかった‼️
素晴らしい明治時代ホラー
フォロワーちぃさんのレビューにもありましたがきっとこの作品
ジェームズ・ワン
が鑑賞してオマージュを受けてますね😁
英語ではなく、原作通り岡山弁ならば
満点💯の傑作三池ホラーでした
赤髭

赤髭