文学と恋愛-文豪たちが描いた「恋ごころの情景」@神保町シアター
実は…夏目漱石に限らず文豪と呼ばれる人たちの小説をほぼ読まずに過ごしてきたので、原作に忠実だとかわからずに観賞したのだが
中坊くら…
食事中にお嬢さんが梶に話しかけるシーン。
シンプルな描写だけど、日置の嫉妬が画面から溢れんばかりでお見事。
5年おきぐらいに読み返している小説。
30代後半から見た主人公の様は「呆れる」に尽き…
「ビルマの竪琴」製作遅れの合間に短期間で出来上がったとは思えない程完成度の高い巨匠市川崑初期の最高傑作。最も広く読み継がれた夏目漱石原作を忠実に再現。下宿先娘新珠三千代の余りの美しさに、道を極める困…
>>続きを読む1955年 夏目漱石原作 市川崑監督作品 132分。明治時代、大学生の日置は尊敬する野淵先生(森雅之)の家に通う。美しい奥さん(新珠三千代)と暮らす先生は、仕事もせず厭世的に生きている。実は先生には…
>>続きを読む原作+監督+役者が見事にハマる。ただし個人的にドンピシャだったというだけで、タイミングが合わなければこれほどまでに高評価というわけでないだろう。そもそも万民受けはしない、それが芸術作品、文芸大作って…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
異邦人や太陽がいっぱいをおもわせる人工の海のなかをじゃれあうシーン。炎天下の砂丘をどこまでも手をつなぎさまようシーン。自分の眼がどこまでもおちてくさりきった腐女子のそれになってボーイズラブな明治男二…
>>続きを読む夏目漱石の長編小説「こゝろ」をほぼ忠実に映画化した作品映画🎬
私は今までこういった名作と言われていた小説をきちんと読むことがあまりなかったのですが…。
この映画を観て、面白すぎて睡眠時間が少…
それまでスピード感溢れる洒脱な喜劇を得意としてきた崑がどっしり腰を据えた演出で漱石に挑む。
新珠三千代をめぐる森雅之、三橋達也。そして森雅之、安井昌二の三角関係の息を飲む心理サスペンス。
女学生から…
市川崑監督は有島武郎の息子森雅之の起用からして白樺派を密かに導入している、しかし”白樺派に殉死させる”という逆転の発想
漱石に肉薄する大傑作❗️
まずはあらすじから
ーーーあらすじーーー
■奥さ…