劇場でジブリを見よう第一段。
ジブリ作品を映画館で見る機会はなかなかに貴重なので、休みを使って一気にハシゴしてきた。
ゲド戦記、実はこの作品とは中学生頃に原作と出会っている。確か全てのシリーズがあったと思うが、読んだのはその時期だけなのでさすがにうろ覚え。でも少しダークだけど、独特な世界観に引き込まれたのは覚えてる。そんな事を感じながら視聴。
静かな、静かな映画だと思う。後半までそれほど展開も動かず、アレンやテルーのこれまでの背景や、心情、若さゆえの悩みを、2人の大人(ハイタカ、テナー)が静かに見守る。世界観や展開はおそらく原作に近いのだと思うが、それが良くも悪くもワクワク展開の多いジブリとは異なる印象になったのだろうな、と。
ただ、原作からはいった私としては、迫り来る影の描写、ハイタカの控えめな力、そしてテルー(というより手嶌葵)の素晴らしい歌声など、見た甲斐があった。短い時間で収めざるを得なかったので、色々背景の説明不足は感じたが、そこは原作読んで補おうかな。
真の名を呼び合うことで得られる信頼関係と新たな距離感が良い。アレンとテルー、そしてハイタカとテナーも。