麻生さくや

鉄塔武蔵野線の麻生さくやのレビュー・感想・評価

鉄塔武蔵野線(1997年製作の映画)
3.3
小学生の頃、テレビでやってたのを偶然ザッピングしてなんとなく見た覚えがあった映画
何気なく見たテレビだったからタイトルすらもわからず、小学生の男の子2人がただただ送電線の鉄塔の下に何かを埋めながら自転車で送電線を辿っていくってことしか覚えてなくて、ふとした時に思い出して「また見てみたいなぁ」と思っていた作品。

両親の離婚で2学期から母親の実家へと引っ越すことになったミハル。
同級生からはハブられていたけど、ただ一人仲のよかった2つ年下のアキラ。
ミハルは小さい頃に父親と一緒に過ごした鉄塔に特別な思い入れがあって、ある日鉄塔に番号札がついていることに気づく。
「鉄塔には特別なパワーがある」そんな気がしていたミハルは、1号鉄塔のその先には何があるのかが気になり引っ越す前に仲のいいアキラとそれを確かめに行こう…というお話。

細かい話はおぼえてないけど、どんなストーリーだったかなぁ…と思いながら見たんだけど、覚えていた以上の物語はほぼなかった……
ただただ少年たちが鉄塔を巡っていくだけのお話。
でもその浅はかさがリアルな小学生の思いつきって感じで逆にいい感じでした。
自転車では走りにくい悪路に苦労したり、田んぼのまん中の鉄塔まで泥だらけになって歩いたり、大人に見つかって追いかけられたり……子供の頃に似たような小さな冒険をしたことあったなぁ…とノスタルジックな気分に浸れる映画でした。
ただ脇役の適当さはもうちょっとなんとかならなかったかな?
麻生さくや

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