この映画は2005年頃の夏に見ました
評価は思い出補正されてます。
当時、中学生ぐらいだった気がする。
深夜2時ぐらいからの映画の再放送でテレビでやってたのを見ました
眠たいコンディションで1回しか見てない映画だし
当時、好きなジャンルでもなかった
見てる最中、ゲームする方がオモロイなって途中で頭では思ったが、
でも、何故か目が離せず、ずっと見てたし、この映画の事は今でも全然忘れられない
小学生の一夏の冒険、
小学生が裏山登ったとか、そのレベルのお話
1個も派手な事は起きないんだけど物凄く惹きつけられた
なんか、小学生の意識があるかないかの感じとか
小学生なりに色んな事を感じたりしたり、
児童文学的にモノローグを使って説明しようとしたり、
木漏れ日とか、青空とか、発電所の音とか、友情が芽生えてもいないただの連帯とか、迷いとか、恐怖とか、孤独とか、でもひたすら淡い感覚みたいな
とにかく、少ない出来事なのに、めちゃくちゃ、ばら撒かれてる感じがする。
多分計算出来ない
奥田民生の息子という、曲
とても良い曲だけど、あれは大人の目線で子供を見て、子供の心持ちに迫るような歌だ
児童文学含め子供についての何かの芸術はとかくそうなりがちだと思う
でもこの映画はレンズ越しに子供の目で見た景色が広がっていたような気がする
まだ夕陽がキレイとかそういう思考のない
無自覚な感じ、
僕は見た時に言葉に出来ない何かを感じた気がしたけど
言葉にするとそういう無自覚に走ってたあの感覚を思い出せる、って事なんだと思う。
忘れられないモノローグの1つに「そのとき僕にはそれが、一生で数える程しかない、幸せな時間だとわかりました」というのがある
中盤辺りで唐突に、言われます。
決め台詞や伏線でもなく、ただ意味もなく遊んでる時に、唐突に淡々と言われます。
このモノローグは劇中でストーリーに絡むような意味を持っていないのです。
だからこそ、この時の衝撃は凄い衝撃だった
こうやってこの映画は僕の中で美化されていくんだろうな、20年後にまた見たい。