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さすらいの一匹狼のすこやかのレビュー・感想・評価

さすらいの一匹狼(1966年製作の映画)
3.4
のちに『荒野の用心棒』『さすらいの一匹狼』といった名作を撮ることになるトニーノ・ヴァレリが、セルジオ・レオーネのもとで学び、監督デビュー作として撮った作品。たしかに平凡なマカロニ・ウエスタンとも言えるが、主役とライバルの因縁、敵には敵の事情がある群像劇、愛すべき数々の脇役の存在など、平凡であることがこれ以上ない多幸感をもたらすのも、またマカロニ・ウエスタンであった。日に焼けた女たちの肌と砂埃にまみれた男たちの顔は、なぜこれほどまでに魅力的なのか。
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