鉄男

ガイバーの鉄男のレビュー・感想・評価

ガイバー(1991年製作の映画)
3.2
日本のマンガをハリウッドで日本人が監督した貴重な映画。子供時代「ウルトラマングレート」のVHSに予告編が入ってて殖装シーンが怖かった記憶。その後中学生頃初見。原作未読。

まずガイバーや敵役の着ぐるみスーツは生物感満載で素晴らしい。特に前述の殖装シーンも子供の頃は怖かったが以降はそれ目当てで観るくらいカッコいい。

ただ、その一方で残念な面も目立つ。
まず監督のスクリーミング・マッド・ジョージが監修した字幕。敵の殆どが関西弁で、映画自体コメディ寄りにしてしまったせいもあるだろうが漫才の掛け合いみたいになってしまっている。後低予算の為か主役その他の演技の下手さも目立った。その為か変身後もイマイチ重みにかけてしまった。ただその中でマーク・ハミル(何故出演した)とデヴィッド・ゲイルは映画に重みを与えてくれた貴重な存在だと思う。またデヴィッド・ゲイル同様「ZOMBIO/死霊のしたたり」繋がりなのかジェフリー・コムズがちょっと出てるのは嬉しかった。

結構批判多めだが特殊メイクなど一見の価値有り。
アクションの物足りなさはスティーブ・ワンも思ったらしく、次作「ガイバー/ダークヒーロー」にて解消される。
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