<男運のない女の流転の人生>
大正の初期。結婚話を嫌って東京に逃げたお島は、缶詰屋の主人の後妻になるが、女出入りの激しい夫と気性の激しい彼女とは諍いが絶えずに離婚。その後も優柔不断な田舎旅館の若旦…
冷淡な上原謙、優柔不断な森雅之、放蕩の加東大介と3人のダメ男を掴んでしまった男運の悪い主人公を"あらくれ"た強気で生き抜く高峰秀子の女一代記。ガラスが割れる大喧嘩の立ち回り、三行半を叩きつけダメ男達…
>>続きを読む自己主張が強いことがうまく生きられることには結び付かず、時代性から逆にアダになる。男によって女性の人生が左右される典型でその描き方がなかなかキツい。時が進むにつれ自立していく姿はたのもしく凛々しいけ…
>>続きを読む上原謙、森雅之、加東大介のグス男トリオVSあらくれ高峰秀子。
残り25分のところでチョイ役の仲代達矢登場(おそらく成瀬作品初出演)。ハイカラな新しい仕立て屋という程度の役で、全く使いこなせていない。…