ハレンチ学園在学生

あらくれのハレンチ学園在学生のレビュー・感想・評価

あらくれ(1957年製作の映画)
3.7
「流れる」の勝代のミシンを介して「あらくれ」のお島へつなぐ。大正の時代を自分の才覚だけで力強く生きるお島は高峰秀子の適役だ。「浮雲」や「放浪記」を見たばかりなので、山国の旅館で縁を結んだ森雅之の旦那との腐れ縁や、甲斐性なしの加東大介の洋服屋の主人との結婚生活などに見る男運のなさに類似性を感じて笑ってしまった。成瀬巳喜男好みの話なのだろう。