8Niagara8

あらくれの8Niagara8のレビュー・感想・評価

あらくれ(1957年製作の映画)
4.1
笑ってしまうくらいに強烈な主人公。
高峰秀子が活き活きとしている。
あまりにもちゃきちゃきとし過ぎていて、強烈な印象。
ちょっとのことではびくともせず、強く生きる。
こんな人もなかなか居るはずもなく、各シーンのエネルギーがすごい。
出てくる男はそれぞれ各様に情けなく、そのコントラストにより全体でやるせなさを描く成瀬。そのやるせなさはお島のキャラクターでカモフラージュされるが、根底にあり続ける危うさがたまらない。
出来事そのものというよりかはより内面的なネガティヴなものがヒリヒリする。
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