冷淡な上原謙、優柔不断な森雅之、放蕩の加東大介と3人のダメ男を掴んでしまった男運の悪い主人公を"あらくれ"た強気で生き抜く高峰秀子の女一代記。ガラスが割れる大喧嘩の立ち回り、三行半を叩きつけダメ男達…
>>続きを読む高峰秀子が物を投げる→ガラスが割れる→取っ組み合う二人の影を映す→階段落ちのアクションがアメリカ映画っぽい。他作品では三枚目気味な加東大介だが、高峰秀子と喧嘩してお互い荒くなった息を整えて落ち着いた…
>>続きを読む自己主張が強いことがうまく生きられることには結び付かず、時代性から逆にアダになる。男によって女性の人生が左右される典型でその描き方がなかなかキツい。時が進むにつれ自立していく姿はたのもしく凛々しいけ…
>>続きを読むダメ男キャスト豪華すぎてw
大正という時代は、キレて当然のことなのに女がキレると「気狂い」で片付けられるそれこそ気狂いのような社会。
心からあの時代に生まれなくて良かった〜と思うのです。でもそんな時…
『あらくれ』
1957(昭和32年)
「だめですよ。男に振り回されちゃ。こっちが一人前の男にしてやるくらいでなくちゃ」
徳田秋声の原作を水木洋子が脚本して成瀬巳喜男が監督。
大正時代を舞台にし…