あらくれに投稿された感想・評価 - 6ページ目

『あらくれ』に投稿された感想・評価

ピーメ

ピーメの感想・評価

4.4
着物の柄に込めた意味を考える。ラストシーンで着ていた立涌柄には「開運」の意があるらしい。
高峰秀子強い!男顔負けの逞しさだけど、常に隣に男がいて女を捨ててない所が素敵。

男は女が前夫に離縁されこの山奥に追いやられたことを知っていた。夫婦喧嘩の際に階段を転げ落ちお腹の中の赤ん坊を流産したことも。だからだろうか。暗い過去を清算するかのように、馬車馬となって働く女が愛しく…

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Gak

Gakの感想・評価

4.1

セクハラの感じが現代とまったくいっしょ!
セクハラに着目するってのが最新だったんだと思うとすごいな。
出稼ぎで他の家族の中に入らざるを得なくなって、そこでいろいろあるって型、やっぱ好みだな。

ホー…

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徹頭徹尾フェミニズム映画!高峰秀子の荒んだ話し方とか最高だし、唐突のアクションが何回も出てきて気が抜けない。ホースで水をぶっ放すとこは声出して笑った。あと省略が凄い。階段から落ちた後とか色んな転機を…

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蚊帳、ガラス、窓ごしのショット
雨、電話、汽車
ふすま、こっちとあっち
くりかえす
bn

bnの感想・評価

3.8

〜のための、って映画は数あれど、デコさんが主演の映画は「高峰秀子のもの」って感じがする。
相手役が変わるのにあまり大差がないのは枠が大きいんだなと思う。個人というより男と女。喧嘩して加東大介の顔にホ…

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あさの

あさのの感想・評価

3.8

男性の嫉妬は愛情深い人として、女性の嫉妬はあらくれ者として解される時代。意志の強さは、どの時代でも生き抜ける絶対的な武器。籍を入れることは、その場をやり過ごすための手段に過ぎず、心を繋ぎ止めるための…

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緑雨

緑雨の感想・評価

3.5

なかなか面白いんだけど、一方で成瀬作品らしい深みに欠けるように思う。

高峰秀子のキャラクタライズは、ここまでやるかというくらいのエスカレーションがとても面白い。気性が激しいだけでなく、生命力のたく…

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Omizu

Omizuの感想・評価

4.5

【第30回アカデミー賞 外国語映画賞日本代表作品】
徳田秋声の同名小説を原作とし、成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演で映画化した作品。アカデミー賞には日本代表として出品されたがノミネートには至らなかった。…

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