なんてかっこいい主人公なんだろう。
ますますバーホーヴェンと通じる主人公像がある。
これが当時興行的にコケて評判も彼女の行動に対する理解も今ひとつだったようだけど現代の観客には高い共感を得るはずだ。…
<概説>
人一倍強気なその女の連合いは、探せども探せどもダメ男ばかり。彼女にいい人はいつ見つかるのか。徳田秋声と成瀬巳喜男のコンビによる、日本映画界の名作。
<感想>
やはり人を第一印象で判別…
やばいわ。男運女運が最悪な、やたら仕事が出来る高峰が、男と職場を巡りに巡り、働きに働くも、いつも何らかの障害にあい困窮→死ぬほど働いて立て直す→また障害にあい…の繰り返し、夫は不貞を働くorダラダラ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
いつもながら編集は一切の無駄を排除している。2時間に収まること自体がほとんど奇跡である。キャスティングは精緻を極め、過不足はなし。「金色夜叉」の山場をフィルム切れとして見せない演出は意味の重層化を見…
>>続きを読むビジネスにおいては大正元年のアマゾネス!めちゃくちゃカッコよくて、結構コワイ。
(こういう女性はいつの時代もいて、今なんかよりずっと生き難かっただろうな…)
(昔は今で言う”起業”で一山当てるこ…
どうしようもない男たちとそのなかで生き抜く女という、成瀬巳喜男お得意のテーマをえがく。
お島の強さは波乱万丈の境遇に耐える強さではなく、みずからあらくれる運命を選んで生きる強さだが、高峰秀子がうま…
久しぶりの成瀬巳喜男×高峰秀子
登場人物多過ぎて混乱した~~~~~
庄屋の娘であるお島は結婚から逃げ、妾も嫌と言いながら妻子持ち男と切れない。
家には帰れぬと身内に世話になりながらも男に惹かれる…
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