ひげしゃちょー

DEAD OR ALIVE 犯罪者のひげしゃちょーのネタバレレビュー・内容・結末

DEAD OR ALIVE 犯罪者(1999年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

Vシネマの帝王、哀川翔と竹内力と三池崇史が組んだバイオレンス・アクションムービー。 疾走感溢れる音楽ととも描かれるグロ、ヤク、エロ、ホモの描写は圧巻の一言。拳銃で腹を撃たれて食べたばかりのラーメンとナルトが飛び出してくる描写なんてやりすぎだけどそこがまた面白い。 凄まじいオープニングが終わると家族愛や兄弟愛を絡めた一見すると普通なストーリーが始まるわけだが、殺し方にはユニークさがあって哀川翔演じる城島刑事の上司である本田博太郎が人間天ぷらをやったり、石橋蓮司演じる変態若頭が糞尿たっぷりのプールに竹内力演じる龍一の仲間のマリコを沈めてみたり、ヤクザと中国マフィアの集会でトキのぬいぐるみを着てみたり随所にみせる三池節はさすがの一言。 しかし、ラストのアレさえなければ佳作で終わってただろう。龍が発する「ラストシーンってわけだ」という台詞からが映画はピークに達する。 ・城島の運転する車に突っ込み星山に腹を刺さされると共に車が大破 ・バラバラに腕の一部を確認してニヤリとする佐竹が突然撃たれる ・何故か生きててちぎれそうな腕を引きちぎる城島 いよいよ、無傷の龍一と左腕が亡くなった城島の最終決戦!! Vシネの帝王2人のどちらに勝たせるのか見もの。 ・お互いに撃ち合い倒れるのを耐える2人 すると、 ・核のようなロケットランチャーを手にニヤリと笑う城島。 ・胸の当たりからの元気玉のような玉を出す龍一。 ・龍一の投げた玉をロケットランチャーで迎撃する城島。 ・その瞬間、画面に地球が映り、東京あたりから大爆発を起こし地球消滅。 ーENDー これだけラストに大笑いしたのは初めてかもしれない。