尊敬するジョニートー監督を町山智浩さん曰く「香港の三池崇史」だそうですが、その三池崇史作品そのものをクローズシリーズくらいしか見たことがなかったのでいまいちよくわからなかったもんですが、これを見ると納得する。
アバウトな中身としてはズバリ、「ギャング=竹内力vs刑事=哀川翔」。両者ともVシネマを見ないこともあってしっかり出演映画を見るのは初めて。渋い、渋すぎる!特に若々しい竹内力さんの黒コート姿はなんと画になることか。家庭人=哀川翔もなんだかやるせない。
見所はすでに冒頭5分ほどのopから始まる。たった5分、されど5分。同時進行的なモンタージュを駆使して濃ゆくてスリリングな5分。本作とは関係ないが、実写版20世紀少年の第二章はこんなopだとしっくりくるなぁ、なんて想像する。
他の方のレビューで触れられているようにラストが意味不明で、とにかく唖然とする。それでも、総合するとやっぱりかっこいい。
聖域なき過激描写の無法地帯と化してるので、そういうのがダメな方は回れ右です(汗)