にっきい

歩く死骸のにっきいのネタバレレビュー・内容・結末

歩く死骸(1936年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

夜はエログロナンセンスをネタバレで。
夜にっきい始めました。

ホラープレデター部11月課題"ゾンビ"その㉔

DVD BOX ゾンビの世界 4/10
製作年順では『ゾンビの反乱』と同年。

会社の金を横領したとかの裁判。
会社側が判事に圧力をかけてて無罪になると思ってたら、まさかの有罪判決。
服役中に内幕を暴露されたら困る会社側は殺し屋を使って判事を殺害。
それを以前にその判事に有罪にされた男に濡れ衣を着せる。
処刑される男。
処刑執行直後に目撃者があらわれ無実が証明されたのだが…って話し。

無実なので生き返らせるんですが、ブードゥー教の秘術、謎の宇宙線、ウィルス病原体とかではなく、科学(医学)的に何かの装置を使って生き返らすのでゾンビと言うよりフランケンシュタインって感じ。

生き返った男は日常生活に不便はないんだけど、過去の記憶が一切ない。
自分を殺したのが誰か?どころか、自分の名前すら分からない始末。
ただ、自分を殺した一味に対しては本能的に嫌がる。

生き返った男は、普段は記憶喪失なのに自分を殺した一味を見た時だけ記憶が蘇る。
男に睨まれた相手は自ら死んでいく。
その間の記憶は無くなっている。
夜な夜な復讐していく男。

しかし最後には自分を殺した一味に銃で撃たれ瀕死の状態になる。
2度目の死の直前に、生き返らせてくれた博士に死の記憶を語ったのだが、死は安らぎだったと言う。
そして男を撃った一味の生き残りは帰り道に車で事故を起こして死んでしまう。
復讐を果たした事を知ってか知らずか、安らかに眠るように死んでいく男…、で終わり。

リベンジホラーだけど睨まれると死んでしまうって事で、まるで超能力のよう?
モンスターの悲劇を描いたゴシックホラーでした。
にっきい

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