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歩く死骸
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『歩く死骸』に投稿された感想・評価

horahuki

horahukiの感想・評価

3.7
神は嫉妬深い!

殺人の罪をなすりつけられて死刑執行されたカーロフが『フランケンシュタイン』の如くな実験で蘇生。自分を嵌めた悪党どもに復讐しよう!…と思い立って一人ずつ会いに行くんだけど、何故かみんな自分に会った途端に勝手に死んでいくという消化不良感に苛まれる自滅ホラー。

『デスキャンプ屍獣たちの宴』のDVDが出た時に一部で少しだけ話題になった自滅ホラー(有名なやつだと『タッカーとデイル』とか)の恐らく元祖的な作品。とにかくカーロフが可哀想で、出所したその日に悪党どもの標的に…。そんで殺人の罪をなすりつけられて速攻でまた逮捕されちゃうだけに留まらず、担当弁護士の正体は悪党の親玉なもんだから「無罪は主張するけど、証拠は全部カーロフが犯人だって言ってるよね」とか言って全く弁護する気なし→そのまま死刑😱可哀想すぎる…

初期ベルイマンが研究していたと語る巨匠マイケルカーティスの演出は流石の手堅さ。本作を研究したのかは知らないけれど、完全に『フランケンシュタイン』でありながら、そこに実体として存在するはずのカーロフを異界化演出と影によって心霊化し、『東海道四谷怪談』に代表される怪談映画として仕上げているのが流石のセンス。伊右衛門と同様に、自身の中で大きくなる罪の意識に苛まれる悪党たちの姿を描き、その具現化であるカーロフはまさにお岩さんと同様の存在として、伊右衛門のように悪党を「自滅」に導く。

人物の移動を介して会話主体を切り替えながら、さりげなく情報を詰め込んでいくスムーズな導入、引いていくカメラによってこれまた会話の全体像を広げていく。説明深度の増し方が見てて気持ち良い。そして死刑執行のその時に向けて態とらしいほどに高められていくスリルと、斜角で捉えたカーロフの死刑台への更新をチェロ演奏者の背後から捉えるところもすんごく良かった!

そして、悪党どもを涙を浮かべて睨みつけるカーロフの迫力!対する悪党側は冷や汗をかきながら照明によって影を纏うという力関係の逆転を印象付ける切り返しが面白かった。カーロフの顔面力はやっぱり凄いな〜というのを実感!
けん

けんの感想・評価

3.7
ホラー映画パーフェクトコレクション「ゾンビの世界」から鑑賞👍

ある殺人の濡れ衣を着せられた男は、不幸にも死刑となる。しかしある科学者の力で奇跡の復活を遂げるが…という物語!

時代を感じる展開も多いですが面白かったです😙特に良かったのは復活後、記憶を失い体も思う様に動かせない中、得意だったピアノだけはできた所ですね!すぐ復讐をすることもできず、恨みと悲しみがぶつかり合いながらピアノを弾くシーンは印象的でした!
権力者の策略に嵌められ、無実の罪で処刑された中年男(ボリス・カーロフ)が、事件の真相を知る科学者により蘇生術を受ける。生ける屍となった男のリベンジ劇を描いている、ホラー映画。初期ゾンビ映画としてもカウントされている。

本作の蘇生術はブードゥーとは無関係の科学技術として登場。蘇生術の研究に勤しんでいる研究者たちが、主人公を生き返らせることに成功。そして、蘇生後の主人公が記憶の断片を辿りながら、復讐劇を繰り広げていく。ゾンビという言葉は登場しない。

この世のものとは思えない物体を演じきる、ボリス・カーロフの存在感は言わずもがな。ただし、「フランケンシュタインの怪物」の焼き直しのような印象が強いため、「ボリス・カーロフに与えられた仕事」を楽しむ方向性に割り切る必要がある。

蘇生後の主人公は、重い身体を引きずりながら、悪党を無言で威圧。「なぜ私を殺したのだ?」と訊きたいだけなのに、悪党が不慮の事故で消えていく。主人公と死神の合わせ鏡を表現しているのだが、ほとんどギャグの領域なので笑いが止まらなくなる。

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