マイホームパパvsショーン・ペン。
頭どうかしてるやつとの議論ほど不毛なものはない。
わかるかい?
愛妻を青空のもと、堂々と連れ去られる辛さ!
自分のことを愛され上手とは思わない。
だけど、ベストは尽くした。
オマエに何不自由のない生活を提供してきたはず。
ああ、それでもオマエはコイツがイイのか?
降って湧いたかの如くな災難。
言いたいことはやまほどある。
いったい俺が何をした!
良き父であり、良き旦那様。
マイホームパパ、ジョン・トラボルタ。
対して。
たまーにいる、そういう常識の垣根を
「フワッ」
と越えてくる人間。
理屈じゃない、そんなもの聞く耳を持たない。
不良偏差値激高な、ぶっきらぼうなヤカラ。
ショーン・ペン。
常識人とブッキラ星人の女をめぐった人間哲学。
ショーン・ペンが元カノ、現人妻に問う!
何が正しいとか良識をもてとか。
それは置いといて。
ホントウのトコ、俺しかいねーだろ?
俺がオマエにとっての最良だろ?
コイツ(トラ様)はイイヤツだし、それは認める。
だけどオメー(ロビン)には俺しかいないだろ。
さぁ、行くよ?!
カッコつけなし、純粋な求愛。
ペンにまともな話は通じない。
純粋だからね!
純粋ってさ。
めちゃくちゃ怖いよね。
なんともいえない、一途さ。
これぞ映画ってな感じで、現実をぶち壊していくブレイクスルー!
こういうヤツとかち合って、俺たち常識人は何をいえばいいのか?
なんかキレイでフクザツ。
釈然としない俺たち常識人をブッチぎるペン兄貴。
いたたまれなさマックス。
映画ってこんな事で終わっていいのか?
一度観ると忘れられない稀有な映画。