真魚八重子

ワーキング・ガールズの真魚八重子のレビュー・感想・評価

ワーキング・ガールズ(1986年製作の映画)
4.5
娼婦たちの待合室。ニューヨークだからか、みんなお洒落だし客は引きも切らない。特にここに来た理由も、いつまでのつもりとか、娼婦同士で尋ね合うこともなく、お互いフォローしあって仲良くやっている職場だと思う。一応主人公は大学で文学を学んでいた女性。大学出だろうと、ギャルだろうとここでは平等に人には言いづらい職業をしている。

結構ドタバタとトラブルも起きる。娼婦をバカにした客に腹を立てて喧嘩になったり、エキセントリックな女性が受話器を外しっぱなしにしたり、変なリクエストをする客もいる。
でも、女主人が搾取によって成立しているのに、休日や残業を守らないことに主人公は腹を立てる。

主人公がショートカットなのもいいな。ある数日を切り取っただけのスケッチなのが良い。すごく面白かった。
真魚八重子

真魚八重子