何度目かの再鑑賞なのでさくっと。
ある意味、コメディ。
会話の空虚な虚飾とナルシスト、その滑稽さ(彼らを客観視するからこそ、そのくだらなさが全面に出る)
「自分には共感性がない」
と自己分析はできているのが悪くない。
音楽について蘊蓄を語りたがるが、聴いているのは流行りのポップス、そして音楽よりも自分語り。
シリアルキラー隠れおたく。
斧で殺害した時の、顔に飛び散る返り血の赤と、ビニールカッパを脱いだ時に目に入る赤いネクタイとのバランスの妙。
すごい好きという訳でも、頻繁に見返すという訳でもないんだけれど、たまに観たくなるし、何度観ててもその度に楽しめちゃったりする作品ではある。