吉良吉影

アメリカン・サイコの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ただのサイコパス・サラリーマンが『ジョーカー』のように闇堕ちして人を殺める内容かと思っていたが、最期で一気に謎が深まって終わった。「告白には意味がなかった」というセリフで幕を閉じるが、このオチだと妄想エンド以外に考えられるのだろうか。
事件現場になるはずのベイトマンの部屋がまさかの綺麗な状態で売り出しを計っている。これは実際に殺人が行われていなかったのか、隠蔽されているのか分からないが、どちらにせよ人間性の闇を感じられた。
このように最後の最後で想像していたオチがひっくり返る意外と難解な作品であった。

チェーンソーのシーンがまさに『悪魔のいけにえ』のようであり、当時流行りのスプラッター映画を踏襲しているように思える。
ホームレスの殺害シーンで犬を蹴り飛ばすのを見て「(ジョジョ)DIOじゃん」ってなり、胸糞悪い。
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