名刺バトルしかり、レストランの予約しかり、そういうところでのマウントバトルでしか価値を得られない、というのはなかなか空虚なもので。
そもそもの自己のあやふやさ、形のなさというのが根底にあって、それを外ヅラでカバーしようとするとますます精神を害してしまう危険性があり、自分の存在証明としてもう殺すしかねえ！ みたいな感じになっちゃうんだなぁ…と思うと、案外金持ちエリートも苦悩してるのかもな、なんて。
久々に見直してもやっぱりクリスチャンベイルの演技のキレっぷりが見ていて楽しい。
ハメ撮りしてる中で自分の筋肉のキレばっかり気にしてるところとか好きでした。AV男優のしみけんも鏡越しに筋肉チェックする、みたいな話を聞いたことあるので、やっぱ鍛えてたらそこが気になるんだなぁ…とか。
普通にやべえ連続殺人犯なんだなぁ…と思わせてからの、パトリックの存在が根底から覆ってしまうラストなんかはやっぱり考えさせられるものがあり、何度も見返したくなる魅力がありますね。
