『アメリカカンサイコ』の上下刊の文庫本。
当時、『検視官』シリーズが好きで、海外ミステリの文庫本を色々買ってたんですが、『アメリカンサイコ』はちょっと何言ってるのかわかんないと思って、積読本の下の方に置いてました。
映画版は、原作のエッセンスが抜けちゃているという意見も見かけますけど、なかなかサスペンスとしておもしろかったです。
どこまで、現実でどこまでが妄想なのか、皮肉な結末がキマッてました。
1980年代、ニューヨーク。
ウォール街の一流企業で働くパトリック・ベイトマン(クリスチャン・ベール)は、高級マンションに住み、婚約者もいる。
社会的な成功を手に入れている。
名刺の紙の材質にすらこだわる、できる男のはず。
しかし、実は心は満たされていない。
そんな彼が、殺人の快楽?に偶然目覚めてしまう。
そして、彼流にファッショナブルに殺人を犯していく…