ゆみモン

四畳半青春硝子張りのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

四畳半青春硝子張り(1976年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

若い恋人同士の年上の人妻…ストーリーとしては、ありがちな男女の三角関係のもつれなのだが…。

音楽の使い方がいいと思った。
制作当時に流行っていた音楽を、BGMとして改まって使うのではなく、街なかの音としてさり気なく使っている。しかもそれが登場人物の心情を表している。

キャストも当時新人の主役二人をはじめ、演技の素人感がまた作品の空気感にひと役かっていると思う。

深志という男が、だらしなくて情けない。それに対して文江の健気なこと。せっかく最後は元の鞘に収まったのに、深志があっけなく死んでしまうなんて、辛すぎる結末だ。