このレビューはネタバレを含みます
アレクサンドル・デュマの原作を読んだことがないけれど、なんかもうブッとびだな。皇后と近衛兵士がデキているとかありえない、ありえない。
しかも双子の存在を知らなかったとか。でもアラミスだけは知っていたとか。しかも自分の都合で幽閉して自分の都合で釈放するとか。すごいね。中世ってこんなだったの?
クリス・オドネルの三銃士からの続きとしてしか考えられなくて、うーん、あの人たちがこんな晩年だったのかと思うと、うーん、あっちは謀略の鎮圧、こっちは政治的クーデターとまったく毛色が違っていて、もっともっとサスペンスが強いのかと思ったのに、無理やりアクションシーンを追加して見せ場を作ったような感じがするアクションになっちゃってる。
もともとサスペンスやコンスピラシーの高い原作なのに、なぜこのような大河アクションに走ったのかナゾだ。なぜ、、、?
しかし大河アクションにしては低予算だったの? だいたいがセットで、しかもお粗末。古城をバックにして中世感を出しているけれど、雰囲気はそこだけ。他はぜーんぶセットだねってわかるようなチープなセットだった。