たな会No02

御金蔵破りのたな会No02のレビュー・感想・評価

御金蔵破り(1964年製作の映画)
3.0
スタイリッシュ時代劇です。タイトル通り御金蔵破りですから、泥棒がいかに千両箱をくすねるかという話をどう描くかってところですよ。スタイリッシュかつユーモアがあり、楽しめるのですが、大川橋蔵が石井輝男の演出にあっていないような気がしました。中島貞夫の『旗本やくざ』くらいのノリの方が合ってた気がします。少し重いですね。さりとて、脇を固める俳優がすごぶるよかったです。若い待田京介の軽妙なノリも最高だし、かっこいい銭形って感じの丹波哲郎も良かった。何より悪役が似合いまくる安部徹の憎たらしさがよかったですね。