人を殺してからの方が水を得た魚のように生き生きとする主人公が魅力的だった。
家にこもって自分を蔑んで死んだようにミシンを踏んでいた頃より、ずっと魅力的だった。
逃げて逃げて幻覚に悩まされながらも逃げ…
すごく息苦しい(良い意味)作品でした。
追体験のようでいて、第三者目線にも感じる不思議な感覚です。でもめっちゃ変な汗はかきました。
震災のおかげで逃げれるってのもなんかリアルだったな…。
そう、あと…
冒頭の藤山のクローズアップの反復はこの映画のタイトル=主題であることを示し、ミシンを縫う場面の表情は冒頭では下を向き鬱屈としていたものが終盤には風鈴を見上げる晴れやかなものへと変化する。
藤山が…
ほぼ引きこもりのパッとしない中年女性が親の葬式の日に自分と全く違うタイプの妹を殺した後、逃げながら必死で生き抜いていく。逃亡犯として身分を偽りながら他人と交流していくうちに自分の人生をたぶん初めて生…
>>続きを読む阪本順治監督作。 妹を殺した姉の逃亡劇。主演の藤山直美が、逃亡していく中で、だんだんキレイになっていく。 それは、逃亡中出会った人たちの力でもあるし、長年比較されて生きてきた、妹や母親から解放された…
>>続きを読む素晴らしかった!
圧倒的なキャラクター描写、
ハマりまくってるキャスト陣、
孤独を感じさせる映像も良いです。
そして藤山さんの演技が凄すぎます。
変に力むんじゃなくて、あくまでも自然体として「吉村正…
©1999松竹株式会社/株式会社衛星劇場/株式会社毎日放送/株式会社セディックインターナショナル/KиHO