ほーく

顔のほーくのレビュー・感想・評価

(2000年製作の映画)
3.9
【暴飲暴食】
年末年始、気をつけます

よいお年を((ヾ(❛ᴗ❛๑ )⸝⸃⸃Ω➳✩⡱


2002.3.17 鑑賞

邦題「顔」
原題「顔」
評者 ほーく
評価 4 
ひとこと 豪華な顔ぶれがこれまた泥臭い
<コメント>
 藤山直美。松竹を支え、日本を代表する喜劇役者のひとりであった、藤山寛美の娘。この肩書きは彼女の背負った十字架である。彼女は、精力的に舞台公演をこなし、全国を転々とする。そして、あらゆる周辺芸能分野の実力者に熱望され、異分野との接点を持つ。クロスオーヴァーが容易な時代だからこその要請であろうが、その藤山直美が映画俳優として登場するのがこの作品である。監督は、阪本順治。そして、共演に臨んだのが、中村勘九郎、牧瀬里穂、佐藤浩市、豊川悦司、岸部一徳の面々。
 顔、もちろん、仮面としての顔、表情としての顔が注目されることが意識されているタイトル。その存在感故に、藤山直美にのみ目を奪われがちだが、人物設定が綿密になされているため、短時間のエピソードでも彼らの背景が把握できる。彼らの顔、その内面に宿る「顔」もが注目に値するのである。
ほーく

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