きざし

ハンティング・パーティのきざしのレビュー・感想・評価

ハンティング・パーティ(2007年製作の映画)
3.7
あることが原因で、花形戦場リポーターから落ち目になった
リチャード・ギア演じるサイモンと、かつて名コンビだった
戦場カメラマンの、テレンス・ハワード演じるダック。

サイモンとは裏腹に、今やセレブリティとなったダックと、
サイモンが起死回生を懸けて、再びコンビを組んで
特ダネをつかもうと無謀な計画を立てていく物語です。

戦場の爪痕も生々しく映し出されており、
テーマとしては、割と社会派なドラマですが、
超ゴーイングマイウェイなサイモンと、それに振り回されれる
ダックと、なんでも首を突っ込みたがる、副社長のボンクラ息子
のジェシー・アイゼンバーグ演じるベンの三人の掛け合いが
笑いを誘うエンターテイメントとしても楽しめる作品になっています。
中盤からは、まるでロードムービーのような雰囲気もありますね。

リチャード演じるサイモンの行動が本気なのか、マイペースすぎて
お気楽に感じてしまうので、ちょっとわかりにくいですが
自分勝手でわがままで、自信家なのに、なんだか憎めない
キャラクターは、私的には結構似合っている感じがしました。

それにしても、テレンス・ハワードは、本当に
素晴らしい役者さんですね!!
かれの真剣な眼差しに引き込まれてしまいます・・・

ジェシーも頑張ってました!!
後半のパニくるシーンのヘタれっぷりは、ほんとサイコーですね!

ラストが簡単にまとめ過ぎのような気もしましたが、
実話をもとにした作品という事と、監督のパンク精神が
感じられて、好感の持てる作品でした。
(ラストにクラッシュかかるしね!!)
きざし

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