あることが原因で、花形戦場リポーターから落ち目になった
リチャード・ギア演じるサイモンと、かつて名コンビだった
戦場カメラマンの、テレンス・ハワード演じるダック。
サイモンとは裏腹に、今やセレブリティとなったダックと、
サイモンが起死回生を懸けて、再びコンビを組んで
特ダネをつかもうと無謀な計画を立てていく物語です。
戦場の爪痕も生々しく映し出されており、
テーマとしては、割と社会派なドラマですが、
超ゴーイングマイウェイなサイモンと、それに振り回されれる
ダックと、なんでも首を突っ込みたがる、副社長のボンクラ息子
のジェシー・アイゼンバーグ演じるベンの三人の掛け合いが
笑いを誘うエンターテイメントとしても楽しめる作品になっています。
中盤からは、まるでロードムービーのような雰囲気もありますね。
リチャード演じるサイモンの行動が本気なのか、マイペースすぎて
お気楽に感じてしまうので、ちょっとわかりにくいですが
自分勝手でわがままで、自信家なのに、なんだか憎めない
キャラクターは、私的には結構似合っている感じがしました。
それにしても、テレンス・ハワードは、本当に
素晴らしい役者さんですね!!
かれの真剣な眼差しに引き込まれてしまいます・・・
ジェシーも頑張ってました!!
後半のパニくるシーンのヘタれっぷりは、ほんとサイコーですね!
ラストが簡単にまとめ過ぎのような気もしましたが、
実話をもとにした作品という事と、監督のパンク精神が
感じられて、好感の持てる作品でした。
(ラストにクラッシュかかるしね!!)