エイデン

宇宙ショーへようこそのエイデンのレビュー・感想・評価

宇宙ショーへようこそ(2010年製作の映画)
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都会から田舎の“村川村”へ引っ越してきた夏紀は、スーパーヒーローに憧れるお調子者の小学5年生
ワサビ農家の祖父母や小学2年生の従姉妹 周と楽しい夏休みの日々を送っていた夏紀は、かねてより待ち望んでいた日を迎えようとしていた
この村では夏休みになると、1週間子ども達だけで学校に泊まる、合宿というイベントがあったのだ
周を連れて学校へ向かった夏紀は、しっかり者の6年生 清、おませな4年生の倫子、好奇心旺盛な3年生 康二らと合流する
しかし周ははしゃぐことなく、先日夏紀が不注意で逃がしてしまったウサギのぴょん吉を心配していた
そんな中で合宿が始まると、とりあえず皆で宿題を始めるが浮き足立って手に付かず、清の提案で山へぴょん吉を探しに行くことに
山を探検していた一行は、その途中でミステリーサークルを発見
そこを調べてみると、怪我を負った犬が倒れていた
その犬を介抱してみると、何とその犬は突然二足歩行をして人間の言葉を話し出す
その犬はポチと名乗り、犬ではなく“アニマル星域”の惑星“プラネット・ワン”から来た宇宙人だと言うのだ
驚く一行だったが、ポチは地球には無いテクノロジーも持っており、信じざるを得なかった
ポチは50億年前に絶滅したはずの植物“ズガーン”が地球で見つかったため、その研究のためにやって来ていたのだが、突然現れた密猟者を止めるために戦い、怪我を負ってしまったのだと言う
様々な話を聞き興味を引かれた一行だったが、間もなくポチは地球を去らなけれならず、そうなれば二度と会えないらしかった
悲しむ一行にポチはお礼をしたいと申し出る
そこで夏紀らは生徒不足で修学旅行が中止になってしまった清のため、修学旅行をプレゼントしてほしいとポチに頼む
快諾したポチは、なるべく遠くへ行きたいというリクエストに答え、一行を月へと招待する
UFOで月へと向かった一行は、そこには様々な宇宙人達が行き交う大都市が広がっていた
月への修学旅行を楽しみ、宇宙中で人気のテレビ番組“宇宙ショー”を鑑賞する
その間に密猟者の報告レポートを上げていたポチだったが、その影響で渡航に制限が掛かって地球へ帰れなくなってしまい・・・



劇場オリジナルアニメによるSFアドベンチャー映画

少年少女の一夏の冒険in宇宙
宇宙人にプレゼント月への修学旅行のはずが、銀河を巡る大冒険に発展
それを通して少年少女が友情を育み、成長していくというツボをしっかり押さえた作品になってる

オリジナリティ溢れる色とりどりの宇宙を冒険する魅力はまず語りたい
対象年齢低めなこともあってか、まさに子どもが想像する宇宙世界が広がってる
リアリティなど無粋と言わんばかりに自由で無邪気な様子は思わず童心に帰ってしまう

ややジブリ映画じみた雰囲気があって比較も多々されてるけど、個人的には現代アニメ感のが強い
特段これと言った良さ自体は無いけど、それぞれの要素の作りが丁寧なので2時間弱の長さもそこまで気にならず観られる良質な作品なので観ましょう
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