kazu1961

カラーパープルのkazu1961のレビュー・感想・評価

カラーパープル(1985年製作の映画)
4.4
▪️JPTitle :「カラーパープル」
ORTitle:「The Color Purple」
▪️First Release Year : 1985
▪️JP Release Date : 1986/09/13
▪️Production Country : アメリカ
🏆Main Awards : 第43回ゴールデングローブ賞
主演女優賞
▪️Appreciation Record : 2022-130 再鑑賞
🕰Running Time : 154分
▪️Director : スティーヴン・スピルバーグ
▪️Writer : メノ・メイエス
▪️MusicD : クインシー・ジョーンズ
▪️Cast : ウーピー・ゴールドバーグ、ダニー・グローヴァー、マーガレット・エイヴリー 、
オプラ・ウィンフリー
▪️Review
スピルバーグの中でも好きな作品の一つです。
公開当時、娯楽大作を撮ってるスピルバーグがこんな作品も作るんやと感心して鑑賞した記憶が蘇ります。そうなんですね、本作はスピルバーグが初めてシリアスな作品に挑戦した作品なんですね。
第58回アカデミー賞で、作品賞を含む10部門でノミネートされたんですが無冠に終わった作品でもあります。当時は賞狙いのために作った作品だと受け止められ会員に拒否反応が多くでたそうです。
しかしどうあれ、何度再鑑賞しても素晴らしい作品であることは間違いありません。黒人達の物語ですが、主題は決して人種差別を描いたものではなく、黒人姉妹の別れと再会を描いた人間ドラマです。時代を超えた名作のひとつだと思います。スピルバーグの曰く「8人のキャラクターたちの40年間における精神的危機と心の成長」を描いたと言っています。観終わった後の心の心地良さも最高です。
そして、なんと言っても素晴らしいのが主役セリーを演じるウーピー・ゴールドバーグの演技。ウーピー・ゴールドバーグはこの作品で映画デビューを果たしました。明るく陽気なイメージとは正反対の静かな演技で圧倒的な演技力の高さを魅せてくれています。

物語は。。。
1909年。南部ジョージアの小さな町で、まだ少女のセリーが二人の子供を出産します。その後、ミスターと呼ばれる横暴な男のもとに嫁いだセリーには、召使い並みの扱いを受ける辛い日々が待っていました。心の支えだった妹のネッティも消息を断ち、セリーの苦悩は深まるばかり。そんなある日、ブルース歌手のジャグが訪れ、セリーが彼女を世話することに。ジャグを通じて人の愛に初めて触れたセリーは、ようやく明るい未来を予感し始めます。

スピルバーグにしては珍しく、音楽をジョン・ウィリアムズではなくクインシー・ジョーンズが担当してるのも新鮮に感じました!

▪️Overview (映画. comより)
スティーブン・スピルバーグ監督が、ピューリッツァー賞を受賞したアリス・ウォーカーの同名小説を実写映画化し、過酷な人生を歩む黒人姉妹の深い絆を壮大なスケールで描いたヒューマンドラマ。1909年、ジョージア州の小さな町で、まだ幼さの残る少女セリーが出産する。彼女にとって、美しく賢い妹ネッティだけが心の支えだった。その後、ミスターと呼ばれる横暴な男のもとへ嫁いだセリーは、奴隷のような扱いを受けるつらい日々を過ごす。ある日、ミスターが愛人の歌手シャグを家に連れ帰る。自立の精神を持つシャグとの出会いを通し、ようやく明るい未来を予感するセリーだったが……。ウーピー・ゴールドバーグの映画デビュー作。1986年・第58回アカデミー賞で10部門にノミネートされたが無冠に終わった。
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