隼人

カラーパープルの隼人のネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(1985年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと長いかなーって思ったけどラストは素晴らしかった。印象的な台詞は支配的な夫から離れるとき、去り際に放つ「私は貧しく、黒くて、そのうえ醜い。でも神様、私は生きてる!生きてるわ!」っていう希望に満ちた言葉。もう一つは「罪人にも魂がある」っていう言葉。あの夫を単なる乗り越えるべき悪役としてだけ描いて終わりだったら嫌だなーって思ったら最後にやってくれた。それをくどく描かずにさらっと描写するのも良い。
黒人であり女性っていう二重の被差別に置かれている主人公だけど、人種・性別問わず、普遍的に自分のこととして見られる映画だと思う。
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